射手15°: グランドホッグ?

▼ サビアンシンボル

占星術で星を読ませていただくときに、重視するのがサビアンシンボル。
西洋占星術では牡羊サインから魚サインまでの12サイン(獣帯/zodiac signs)で天球を360度ぐるりと囲み、水星や火星など 各天体が何サインのどの場所に在るのかを確認します。サビアンシンボルはその1°ごとの意味や雰囲気をシンボル化して凝縮したもの。そうすることで、星の動きを人生の一面のように捉えやすくして理解を深めるツールとなっています。

▼ 射手15°に着目する理由

今(2019/1/12〜16)、木星が滞在しているのが射手の15°。
そして、次回の木星逆行の期間(2019/4/11〜8/11)は、木星が射手25度からこの度数まで戻ってきます。

今この時期から4月初旬までの活動や取り組みにを大切にすることで、逆行やその後の活動をより充実させることができるよう、スタートを切る思いでこの度数を再確認。

サビアンシンボルは「自分の影を探すグランドホッグ/The ground hog looking for its shadow.」。射手のシンボルを1°から学んでいたとき、突然のグランドホッグの登場に戸惑ってしまいました。グランドホッグが影を探すことにどんな意味があるのでしょう。

▼ グランドホッグ?

👆グランドホッグ(地リス)

調べてみると、これはアメリカ(ペンシルバニア州)やカナダの風習に関連するシンボル。毎年2月2日を「グランドホッグデー / The Ground Hog Day」とし、 この動物を使って春の訪れを予想する天気占いをするそう。冬眠から目覚めたグランドホッグが巣穴から出て来て 自分の影に驚き穴に戻ってしまうと まだ冬が長引き、影を見ずに外にいる様子であれば春はすぐそこに、という結果になるそうです。グランドホッグに自覚があるかどうかは別として、小さなエンタテイナーなのですね🐿

▼ 射手15°の意味

グランドホッグデーの内容を踏まえるとシンボルの意味に歩み寄ることができます。

希望を与える、春の訪れを伝える、未確定のことを占う、抽象的な意思や形のない直感を親しい人に知らせる、社会にとって重要なことをしている意識とそれに意味があるのかという不安の間に揺れる、など。

自分の適性を役立たせるタイミングを測っている心境。または、親しい人には共有できるが社会的に役立つものなのかは自覚がない、といった雰囲気。
ただ、内に秘めたその資質を大切にして少しずつ出していくと、周囲の人が喜び、自然と広まったり、思いもよらず求められたり、という流れにもなりそうです。

グランドホッグのように、本人にとっては何気ない行動や趣味、資質が、実は周囲にとってはとても大事だったり、楽しく喜ばしいものかもしれません。自分の資質を客観的に捉え、人のために役立ててみるのはどうでしょう、というメッセージが読み取れます。

とはいえ、自分の資質や才能は、実はとても気づきにくいもの。ですが、身近な人に喜んでもらえる事や、自分自身が楽しいと思える事は、使い方を工夫することで多くの人の役に立つものに変わります。まずは身近な人との生活や日常を少し客観的に振り返るところから。これかな、と思う行動や活動を意識的に増やし広げてみましょう🍀

射手に木星が滞在するこの時期が、充実した時間になりますように😊

 
 
 

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