アメリカの著名な占星術師、スティーブン・フォレストさんのPodcacstを聞いていてとても興味深かったのでメモ。
書き残しておきたいトピックはたくさんあるけど、今回は改めて「土星の山羊サイン入り」について。それに絡めて「木星と蠍サイン」について。
Podcastの内容はこちらにまとめられています。
https://www.forrestastrology.com/blogs/astrology/saturn-enters-capricorn
★土星と山羊サインのメッセージ
フォレストさん曰く、土星と山羊サインがツイッターでつぶやくなら、こんな感じになるらしい。
“Do as you please. “
“Every action, wise or foolish, has consequences.”
“Action and Reaction.”
「思うようにやればいい」
「賢明でも愚行でも、すべての行動には結果が伴う」
「行動を起こせば、反応が返ってくる」
土星と山羊サインが重視するのは、社会における倫理とか、尊厳とか、個性や個人の在り方。それらを見直し、その時の社会に合うように再建するのが彼らの仕事だそう。
歴史の中のある時点で「正しい」「悪い」と決定されたことでも、時代や状況によって見解は変わってきます。そういったことを、約30年ごとの土星と山羊サインの共同作業で見直し、再建される傾向があります。
以前敷かれたこの制度は、この時代に生きる人たちに合っているのか、という疑問に真っ向から取り組む山羊土星のコンビ。世間には様々な議論が生まれ、その結果、以前は考えられなかった新しいルールが敷かれていきます。
古いものが通用しなくなっていることを勇敢に認め、新しいスタンダードを敷いていく。偏見視されていることでも正面から見直し、必要であれば社会で受け入れられるようにする。
これが土星と山羊サインの欲求であり、使命のようです。
★土星が山羊サインにあるときに起きた出来事
土星が山羊サインに在るときの象徴的な出来事がいくつか挙げられていました。
1920年代に書かれたた『チャタレイ夫人の恋人』。当時は全く受け入れられない内容だったようですが、土星が山羊サインに入ったあと、1960年11月にロンドンの出版社(ぺンギン)が出版を決定。たちまち大ブレイク。
1960年以前のイギリスでは「認められない、社会の悪だ」とタブー視された官能小説も、価値観が変容し「全然アリ!」と、受け入れられるものになっています。
「お堅い」イメージの強い土星も山羊サインですが、タブーを退ける偏屈さはないんですね。タブーだろうが少数意見だろうが、ルールがコロコロと変わりやすい世界の中で、ただひたすら「世界にとって良いことを執行したい」というのが本当の姿。
その他には以下のような出来事が、土星が山羊サインにある時期の象徴的出来事として挙げられていました:
ロンドンでチャタレイ夫人の恋人が大ブレイクするのと同じ時期、1960年5月に、アメリカの厚生省FDAが避妊薬(ピル)を承認しています。
また、遡って1930年代に土星が山羊サインに入った時期、アメリカが初めて映画の検閲制度であるヘイズ・コードを導入。
映画の内容が「道徳的に」社会に普及していよいものかをチェックする制度です。
ですが、次に土星が山羊サインに戻ってくるまでにこの制度内容は社会に通用しないものとなり、1959年に土星が山羊サイン入りしたころ、マリリン・モンロー主演の『Some Like It Hot (お熱いのがお好き)』という映画 はこの倫理チェックを通さずに発表されたそうです。
その次の土星山羊サイン入りの時期、
1989年にはベルリンの壁が崩壊し、
1990年にはネルソン・マンデラ氏が26年の投獄の末に解放された出来事が挙げられていました。
★今回の土星の山羊サイン入りは?
2017年12月下旬から2020年の春分くらいまでの期間で、今の時代での道徳規範、倫理観や個人(性・個性)の尊厳が再び見直されるような出来事が期待される、とフォレスト氏は語っています。
セックスや性的な内容限定ではなく「Character」つまり「 個性や個の在り方」を重視し、見直すというのが土星と山羊サインの大事にする領域。
そのために色々な議論がなされ、その結果、今までにない新しい価値観が築かれる、という流れが出てくるそうです。
遺伝子操作、ラブドール、難民問題、堕胎、尊厳死、高齢者や障害者など社会的少数派の人たちの在り方、といったデリケートな話題が常に見え隠れしていますが、そういった話題の中に、この2、3年で新しい見解が出てくるものがきっとあるのでしょうね。
バカにされようが、称えられようが、自分が真剣に「良い」「間違っていない」と思うことに取り組む。そして、必ず結果がついてくる。
社会における個人や個性の在り方、生命の尊厳、倫理観、そういったテーマの見直しに取り組み、改革する時期。
勇気のいることだし、エネルギーを消耗する行為だけど、大なり小なり、世界をよりよい場所にしたい一心で正面から取り組むと、必ず良い結果が引き出される。逆に、社会悪となることをやるとその結果からも逃れられない。遅かれ早かれ、良くも悪くも、結果は必ず自分に戻ってくる。
これが土星と山羊サインの固いお約束。
なんだかドキドキしますね。緊張感が伴うというか。ピリっとします。
だけど、ぜひ味方でいてほしい感じ。
★木星と蠍サインとの関連
最近は木星が蠍サインに入っていることも注目されています。
蠍サインは、それまでずっと「隠蔽」されてきたことを明るみに出してくるサイン。
ここに木星が入っているので、あまり深刻にならない形で表に出してくる。
山羊サインと土星が、「時は熟した。今こそ表に出すときだ。」と教えてくれたものを、木星と蠍サインが社会にふわっと浮上させてくる。
Forrest 氏の記事では LGBTQ(一般的な性的概念に囚われない個性を持った人たち)の#metoo ムーブメントが挙げられていました。
インスタやツイッターなどのSNSでハッシュタグ metooをつけて「わたしもそうだよ!」と、一緒にカミングアウトすることで、その存在を認めていこうとする動きのことです。
勇気ある告白として、前向きに受け入れられているこの動き。
木星と蠍サイン、土星と山羊サインの影響を実感です。
個人的には、2018年3月6日のR1グランプリ(日本で一番おもろいピン芸人を決める大会)で弱視の障害を持った濱田祐太郎さんが『障害ネタ』で優勝したことも、山羊土星、蠍木星の象徴的出来事のように感じています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180307-00000001-mantanv-ent
ちょうど昨日のことですね。
このニュースがあって、今回はこのテーマでブログを書こうと思いました。
上記はすべて、時事的というか、社会的な内容ですが、個人レベルでも土星と山羊、木星と金星の特徴は出てくると思います。
自分の中で長年、明るみに出せなかったことで、今取り組みたいこと。
今まで積み上げてきたことの中で、社会のために形にしたい、と思えるもの。
そういったことに取り組む時期なのですね。
勇気がいること、反感や拒絶をされるかも、と思っていたことも今ならきっと前向きにやってみようと思えるはず。
誰しも心当たりがきっとあると思います。
私にとってはこういった記事を残すことも、この流れの一環のように思います。
ということで。
土星と山羊サイン、木星と蠍サインの暖かく真剣な後押しを追い風に、思い切って一歩踏み出してみましょう♪